特開2007-1887099,
出願人:ソニー株式会社,
【概要】
「金属マグネシウムが有する、負極活物質としての優れた特性を、十分に引き出すことができる電解質を有する電気化学デバイスを提供すること」が課題されている。
その解決法としては,
「正極1は、塩化コバルト(II)などの正極活物質と導電材料との混合物を正極集電網5に圧着して形成する。負極2は金属マグネシウム板などで形成する。正極1と負極2とは、セパレータ3を間に挟み、直接接触しないように配置し、電池室8には電解液4を充填し、ガスケット9によって密閉する。電解液4は、グリニャール試薬RMgX(Rはアルキル基またはアリール基であり、Xはフッ素、塩素または臭素である。)と、有機金属化合物又はMg塩以外の塩とを非プロトン性溶媒に溶解させた溶液、例えば、塩化フェニルマグネシウム(II)(C6H5MgCl)と塩化ジエチルアルミニウム(C2H5)2AlClとをテトラヒドロフランに溶解させた溶液を用いる。」
とされている。
固体電解質に関しては,
「前記電解質が電解液又は固体電解質からなるのがよい。」
とされていて,それ以外の記述はない,
請求項は13項で,すべて電気化学デバイスに関するクレームとなっている。
論理式:[二次電池/CL]*[マグネシウム/CL]*[固体電解質/CL]