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研究開発ターゲットを「多価金属二次電池」に拡大

 

アルミニウムは,クラーク数が圧倒的に高く,それが二次電池化できれば,LIBに比べて特性はやや劣ってしまっても,意味がある技術だとは思っていました。また,体積当たりの理論電気容量的には,他の金属に比べて圧倒的に高いです。

しかし,アルミが酸化しやすいことは固定観念としてあって,到底無理だろうと思っていました。

しかし,実際は違っていたようです。

 

マグネシウムの標準電極電位は非常に魅力的ですが,乗り越えなければならない課題も満載です。

それらの課題に関しては,私たちが検討を行っている「金属ヨウ素イオン二次電池」においては,他の多価金属のほうが見通しのよい部分があるように思います。

 

「金属ヨウ素イオン二次電池」では,金属負極を変えるだけで,他は共通の構造で研究開発を行っていけることから,行き詰りによるストレスを分散できるというメリットもあります(笑)。

 

そこで,研究開発の視野を広げて,マグネシウム二次電池関連情報検索ページ(ブログ)を,多価金属イオン二次電池関連情報検索ページ(ブログ)にテーマ変更しました。

今後,R&Dページにおいても,マグネシウム以外の金属の二次電池を,別分類の「多価金属二次電池R&D」として,ページ追加・整理を進めていく予定です。

当面は,「マグネシウム二次電池R&D」と重複した内容となってしまいますが,

今後,Mg系以外の多価金属系についのデータを追加していく予定です。

 

 

aw